お気楽Ruchika( ルチカ ) ☆のんびり主婦 時々 アロマセラピスト ITEC( International Therapy Examination Council)公認
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エローラ石窟群
インド4日目 2つ目の観光の目玉エローラ石窟群へGO!!
前日の夜から ちょっとしんどいなあと早めに寝たのに
目覚めは最悪な気分。
ハニワ顔で 眼鼻に凹凸がないのに なんであちらこちらに皴が寄るのよー!!
さらに 目が腫れまくって 鏡に映る自分のあまりのブサいく加減に
テンション下がりまくり・・・・・
しかも朝のビュッフェに無駄にカレーが並んでさらに気分は急降下。
いくらカレー好きだって 体調の悪い時は 結構つらいっすよ。
そんな げんなり顔の私を横目に 今朝もご機嫌にカレーを頬ばる旦那
アンさんのその体力 まっこと スゴイぜよ って
気が重くて ネガティブ オーラを撒き散らしておりましたが 全く気にする気配なし。
のろのろと車に乗り込んで1時間ほどで現地に到着。
エローラ石窟群は 6世紀から9世紀の間に造られた
仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教と異なる三つの寺院が共存している世界遺産です。
アジャンターに比べて 外国人観光客が少なく ローカルの方が多いですが
そのバリエーションの豊富さやダイナミックさでは アジャンターに引けをとりません。
駐車場から なだらかな上り坂を歩いて石窟群に突き当り
向かって右側奥の第1~12群までは 仏教石窟 ( 7~8世紀)
向かって左が第13~29群 ヒンドゥー教 ( 6~9世紀 )
ヒンドゥー教群からさらに左方向へ1km離れたところに
ジャイナ教石窟群 (9世紀)が分布しています。
まず仏教群を見学する為に ゆるやかに湾曲した細いルートをたどります。
細い滝がちょろちょろと落ちてきて
まるで映画”インディー ジョーンズ”の幕開けのように
異次元の空間が広がっていきます。
アジャンターと比較して 仏教衰退期に造られているので
がらんとして寂れた印象 余計栄枯盛衰のはかなさを感じます。
仏像も 勢いが感じられない
第10室 最後のインド石窟寺
石室のなかは ひんやりとしていますが
それぞれの石窟に入るために階段を上り下りせねばならず 嫌な汗が出てきて
ちょっと調子が悪くて大丈夫かなあ・・・という不安は
見事的中して このままでは総ての遺跡を見る余力がないという確信へ。
”うわー こんなときに頼むよ
なんとか最後の力を振り絞れ わたし!”と思う間もなく
へたへたとその場にへたり込んでしまいました。
そんなこたあ 構うもんかとばかりに モリモリ観光する旦那
”あー もう好きにしておくれっ ヤサぐれてきたよ あたしゃ。”
それにしても 自分の弱っちさが情けなくなってきたわ。
しばらく休憩したら なんとか復活!さて ひと踏ん張りしましょうね。
ヒンドゥー教エリアの最大の見所は 第16のカイラーサナータ寺院
正面
756年に工事が始まり 完成まで約100年の歳月を要した
岩を奥行き81m、 幅47m、 高さ33mの寺院。
それぞれの柱が屹立して 空に向かって伸びあがる姿は
カンボジアのアンコールワットを思い起こさせます。
岩盤から これだけの構造をもつ寺院を切り開いたことが
本当に信じられません。
建物を複数の象が支えているような設計
仏教寺院は修行僧の祈りの場でしたが
ヒンドゥー教寺院は信者が神を祀る場であったので
建物自体に神の威光を誇示する視覚のトリックがあると思われます。
視線が自然と上に向くような構造になっているので
空の青さと 建物の華やかさが混然となって 圧倒的な力で見る者を魅了します。
その場に佇むだけで ぱーと 心が解き放たれる高揚感が
さらに信仰を深かめる効果を狙っているのだろうと思いました。
インドでは 宗教も気分を上げるものじゃないと 駄目なんだなきっと。
至る所に彫り込められた神々の躍動感あふれる肢体
踊るシヴァ神(第21窟)
魔人の腹をさく人獅子 (第15窟)
残念なことに 感動と反比例して
自分の体力はみるみる失速してきまして
( 寺院の奥には無数の蝙蝠が住みついていたため その排泄物の匂いが強烈だったし )
つぎのヒンドゥー窟(第29窟)とジャイナ教エリアを見に行くために
オートリキシャに乗っていても もうどうにでもしてくれ!!という感じ。
身応えのある第29窟
見事な出来栄えのヒンドゥー教の神体
第28と第29窟は道が分断されているので直接行き来できません。
もう体力と気力の限界を感じておりましたが
記憶に残らなくても 写真だけはと 撮りまくって 後からじっくり見直そうと必死。
でもね 意識がかすみそうになりながらも
これはすごいものに遭遇している畏怖の気持ちだけが 頼りの綱
一人の人間では限界があるけれど 集約すればこれだけの岩を穿つ事実に
とてつもない執念を感じます。
そう もう尋常じゃないパワー スポットですよ。
こんなもんに 負けてたまるかー!!!!!!
と思いつつも撃沈し 半日ホテルで寝ておりました。
インドは仏教発祥の地ですが あまり民間に浸透せず
すたれていったのは何故だろうか?という疑問が常に 頭にありました。
煩悩が続く限り転生を繰り返し 輪廻を断ち切るための教えは
過酷な現実を生きていく人々にとってあまりに哲学的すぎて
心の救済を得られなかったのではないでしょうか?
ヒンドゥー教のように神様であっても道徳的にならず
過激で破壊的だったり 本能に任せている姿は
非常に親近感を感じます。
神様が はちゃめちゃだったら
人が生き続けることは戦いだという業も 素直に受け止めることが
できるのでは? などと 思ってみたり。
それにしても インド すごい。
もうやめてーって土下座したいぐらい・・・・・・
前日の夜から ちょっとしんどいなあと早めに寝たのに
目覚めは最悪な気分。
ハニワ顔で 眼鼻に凹凸がないのに なんであちらこちらに皴が寄るのよー!!
さらに 目が腫れまくって 鏡に映る自分のあまりのブサいく加減に
テンション下がりまくり・・・・・
しかも朝のビュッフェに無駄にカレーが並んでさらに気分は急降下。
いくらカレー好きだって 体調の悪い時は 結構つらいっすよ。
そんな げんなり顔の私を横目に 今朝もご機嫌にカレーを頬ばる旦那
アンさんのその体力 まっこと スゴイぜよ って
気が重くて ネガティブ オーラを撒き散らしておりましたが 全く気にする気配なし。
のろのろと車に乗り込んで1時間ほどで現地に到着。
エローラ石窟群は 6世紀から9世紀の間に造られた
仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教と異なる三つの寺院が共存している世界遺産です。
アジャンターに比べて 外国人観光客が少なく ローカルの方が多いですが
そのバリエーションの豊富さやダイナミックさでは アジャンターに引けをとりません。
駐車場から なだらかな上り坂を歩いて石窟群に突き当り
向かって右側奥の第1~12群までは 仏教石窟 ( 7~8世紀)
向かって左が第13~29群 ヒンドゥー教 ( 6~9世紀 )
ヒンドゥー教群からさらに左方向へ1km離れたところに
ジャイナ教石窟群 (9世紀)が分布しています。
まず仏教群を見学する為に ゆるやかに湾曲した細いルートをたどります。
細い滝がちょろちょろと落ちてきて
まるで映画”インディー ジョーンズ”の幕開けのように
異次元の空間が広がっていきます。
アジャンターと比較して 仏教衰退期に造られているので
がらんとして寂れた印象 余計栄枯盛衰のはかなさを感じます。
仏像も 勢いが感じられない
第10室 最後のインド石窟寺
石室のなかは ひんやりとしていますが
それぞれの石窟に入るために階段を上り下りせねばならず 嫌な汗が出てきて
ちょっと調子が悪くて大丈夫かなあ・・・という不安は
見事的中して このままでは総ての遺跡を見る余力がないという確信へ。
”うわー こんなときに頼むよ
なんとか最後の力を振り絞れ わたし!”と思う間もなく
へたへたとその場にへたり込んでしまいました。
そんなこたあ 構うもんかとばかりに モリモリ観光する旦那
”あー もう好きにしておくれっ ヤサぐれてきたよ あたしゃ。”
それにしても 自分の弱っちさが情けなくなってきたわ。
しばらく休憩したら なんとか復活!さて ひと踏ん張りしましょうね。
ヒンドゥー教エリアの最大の見所は 第16のカイラーサナータ寺院
正面
756年に工事が始まり 完成まで約100年の歳月を要した
岩を奥行き81m、 幅47m、 高さ33mの寺院。
それぞれの柱が屹立して 空に向かって伸びあがる姿は
カンボジアのアンコールワットを思い起こさせます。
岩盤から これだけの構造をもつ寺院を切り開いたことが
本当に信じられません。
建物を複数の象が支えているような設計
仏教寺院は修行僧の祈りの場でしたが
ヒンドゥー教寺院は信者が神を祀る場であったので
建物自体に神の威光を誇示する視覚のトリックがあると思われます。
視線が自然と上に向くような構造になっているので
空の青さと 建物の華やかさが混然となって 圧倒的な力で見る者を魅了します。
その場に佇むだけで ぱーと 心が解き放たれる高揚感が
さらに信仰を深かめる効果を狙っているのだろうと思いました。
インドでは 宗教も気分を上げるものじゃないと 駄目なんだなきっと。
至る所に彫り込められた神々の躍動感あふれる肢体
踊るシヴァ神(第21窟)
魔人の腹をさく人獅子 (第15窟)
残念なことに 感動と反比例して
自分の体力はみるみる失速してきまして
( 寺院の奥には無数の蝙蝠が住みついていたため その排泄物の匂いが強烈だったし )
つぎのヒンドゥー窟(第29窟)とジャイナ教エリアを見に行くために
オートリキシャに乗っていても もうどうにでもしてくれ!!という感じ。
身応えのある第29窟
見事な出来栄えのヒンドゥー教の神体
第28と第29窟は道が分断されているので直接行き来できません。
もう体力と気力の限界を感じておりましたが
記憶に残らなくても 写真だけはと 撮りまくって 後からじっくり見直そうと必死。
でもね 意識がかすみそうになりながらも
これはすごいものに遭遇している畏怖の気持ちだけが 頼りの綱
一人の人間では限界があるけれど 集約すればこれだけの岩を穿つ事実に
とてつもない執念を感じます。
そう もう尋常じゃないパワー スポットですよ。
こんなもんに 負けてたまるかー!!!!!!
と思いつつも撃沈し 半日ホテルで寝ておりました。
インドは仏教発祥の地ですが あまり民間に浸透せず
すたれていったのは何故だろうか?という疑問が常に 頭にありました。
煩悩が続く限り転生を繰り返し 輪廻を断ち切るための教えは
過酷な現実を生きていく人々にとってあまりに哲学的すぎて
心の救済を得られなかったのではないでしょうか?
ヒンドゥー教のように神様であっても道徳的にならず
過激で破壊的だったり 本能に任せている姿は
非常に親近感を感じます。
神様が はちゃめちゃだったら
人が生き続けることは戦いだという業も 素直に受け止めることが
できるのでは? などと 思ってみたり。
それにしても インド すごい。
もうやめてーって土下座したいぐらい・・・・・・
by ruchikatky
| 2010-11-15 18:29
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